GIS

地理院地図でGIS体験をしよう

放送大学でGIS(地理情報システム)の講義を受けています。
その中で出会ったのが、ソフトよりも簡単にWeb上で扱える地理院地図です。

地理院地図ってなに?

地理院地図は2013年から国土地理院によって公開されており、誰でもWebブラウザやアプリ上で閲覧できる地理情報提供システムです。
GISソフトをパソコンにインストールせずとも、またソフト操作の知識がない方でも、直感的な操作でさまざまな地図データを閲覧することができます。

どんなことができるの?

地形図のほか、地質状況や災害リスク、避難場所等さまざまな情報を知ることができます。
写真を重ねたり3D化することも可能。
国土地理院に古くから蓄積されている写真を利用できるため、過去と現在の風景を比較するという使い方もできます。

地理院地図を使おう

下記URLが地理院地図へのリンクです。

https://maps.gsi.go.jp/

トップページはこのような画面です。左上の「地図」と書かれたアイコンをクリックします。

アイコンがメニューに変わります。
ここでは災害の記憶を忘れないよう被災地に建てられる「災害伝承碑」の場所を確認したいと思います。
「災害伝承・避難場所」→「自然災害伝承碑」→「自然災害伝承碑(すべて)」の順にクリックします。

緑色の伝承碑位置を示すアイコンがたくさん表示されました!
ひとつ選んでクリックすると、伝承碑の名前と写真がふきだしで出てきます。さらに写真をクリックすると…

所在地や伝承の内容等、詳しい説明を確認することができます。

まとめ

地理院地図を使って知っている土地の情報が画面上に収まる体験は、大人から子供まで楽しめるものです。
そして地形状況や国土の歴史を理解することは、防災意識を高めるきっかけになります。
近年自然災害が多発し、土木業界にいない一般の人にも防災意識が高まっていると感じます。
今回紹介した伝承碑や避難場所は身近に感じられるものなので、このような扱いやすい情報から理解を深めていくのが良いなと感じております。

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